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財布を奪うように指示したとして逮捕されたが、事情を詳しく聞き取り、証拠がないこと等の主張が受け入れられ不起訴

  • cases223
  • 2017年09月26日更新
男性
  • 男性
  • 暴力事件
  • ■犯罪行為 暴行
  • ■罪名 強盗致傷
  • ■解決結果 不起訴

事件発生の経緯

Aさんが友人らと食事を終え、帰宅する途中、友人のうちの一部が通行人に急に殴りかかり、被害者の財布を奪った。

被疑者は、財布を取った事情を知らず、全く関与していなかったが、捜査機関からは財布を奪うように指示したのはAさんであるとして、逮捕され、勾留された。

ご相談~解決の流れ

Aさんのご家族からご依頼を受け、すぐにAさんとの接見に行ったところ、指摘されている犯行には全く関与していないとお聞きしました。

そこで、勾留をしないよう検察官と裁判官に交渉を持ち掛けましたが、あえなく勾留決定が出てしまいました。

その後、事実関係を整理し直し、捜査機関が主張する事実が存在しないこと、Aさんが事件に何の関与もしていないことを主張し、準抗告を申し立てたところ、準抗告が認容され、勾留請求が却下されました。裁判所の決定では、記録上、捜査機関の主張と正反対の証拠や証言がある旨が指摘され、Aさんには犯罪を犯したと疑うに足りる嫌疑が存在しないと判断され、事実上の無罪判決のような決定が出されました。

解決のポイント

Aさんから事情を詳しく聞き取り、Aさんが取調べにおいて捜査機関から指摘されている事項が矛盾することや、客観的証拠が何一つないこと等を整理し、論理的に主張したところ、裁判所にも主張が受け入れられました。

被疑者から粘り強く事情を聞き取り、整理して説得的に主張を組み立てることができれば、裁判所は被疑者に有利で、適切な判断を下してくれます。

全国の各オフィスから寄せられた解決事例をご紹介しております。(※ベリーベスト法律事務所全体の解決事例となっています)

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